肺炎球菌とは
多くの子どもの鼻やのどにいる、身近な菌です。
ふだんはおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時などに、いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。
肺炎球菌によって起こる主な病気
肺炎、気管支炎等の呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症など。本来であれば菌が検出されない場所(血液や脳脊髄液など)から菌が検出される病態(髄膜炎、菌血症など)を特に侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)と呼びます。
小児用7価肺炎球菌ワクチンについて
細菌性髄膜炎など、肺炎球菌による重い感染症を予防する。子ども用のワクチンです
時期
接種開始年齢により接種回数が4回〜1回と異なります。
また、10歳以上のお子さまは接種対象ではありません。
生後2ヶ月以上〜6ヶ月で開始の場合
初回免疫3回+追加免疫1回の合計4回です。
初回免疫・・・生後2ヶ月以上〜6ヶ月までに開始し、4週間隔で3回接種します。
追加免疫・・・3回目接種から60日以上の間隔をおいて、通常は1歳の誕生日から1歳3ヶ月までに1回接種します。
7ヶ月〜11ヶ月で開始の場合
2回+60日以後に追加免疫1回(合計3回)
1歳〜2歳未満で開始の場合
1回+60日以後に追加免疫1回(合計2回)
2歳〜9歳以下で開始の場合
1回(合計1回)
金額
1回\9,000円〜12,000円ぐらい(病院によって違います)
肺炎球菌のスケジュール
生後7ヵ月未満児(生後2ヵ月から接種可能です。) :合計4回接種します。4週以上の間隔で3回基本接種、その後60日以上の間隔をあけて追加接種1回
※4回目の追加接種は生後1才以降に受けて下さい。
※追加接種により抗体価が上がり、免疫が強くなります。
生後7ヵ月〜12ヵ月未満児 :合計3回接種します。
4週以上の間隔で2回接種、その後60日以上の間隔をあけて追加接種1回。
2才〜5才未満児 : 1回のみ接種。
※ 5才以上はHibの感染に強くなるため、接種は行いません。